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君が憎んだ影
晴れた日のビーチで君は不機嫌だった
海の家から匂う海老ラーメンがきっかけか
雲ひとつない快晴が出来すぎたのか
僕は新しい文化を見るようにして
君の不機嫌に遭遇した
どこから来たんだい、その不機嫌は?
なんて聞けるわけもなく
ただこれ以上がないことを今日の希望とした
海老ラーメンのに匂いはまだ諦めていない
僕たちを追いかけることを
雲は産まれそうにない
うるさい子供たちが向こうから近づいてくる
頼むから今はそっとしておいてくれ
僕の恋人が砂嵐から戻ってくるまでは
うるさい子供たちはやって来て
彼女にブスだと言って笑った
こんな綺麗な人はいないと
僕は子供たちへ言った
口元だけの微笑みで
君は本物の笑顔で子供達に言った
ブスは平和のもとだよ
子供たちはどっと笑った
僕だけが笑えずに取り残された
この影が邪魔でむかつく!
この影が私の足にへばりつく!
この影がきっといつかは高くつく!
韻を踏んでいるから詩なのだろうか?
子供たちはどっと笑う
そして僕を指差してブスだと言う。
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